審美歯科とは単に見た目の改善だけではなく、美しさに焦点を当てた、総合的な歯科医療のことです。
審美歯科によって正常な咬み合わせを作り出し、体の機能をあるべき方向に導くこともできます。
また、歯のコンプレックスを解消することでストレスのない生活を送ることも目的の一つです。
審美歯科治療をご希望で来院された場合でもすぐに行える場合ばかりではありません。
虫歯や歯周病などがある場合には、まずそちらの治療が優先されます。
以下に一般的な流れをご紹介します。
お悩みの部分についてよくお話を聞き、いくつかの治療法について、期間、費用、利点、欠点等をお話します。
レントゲン撮影、歯周病検査、虫歯のチェック等行います。
審美治療に先立ち、まず、虫歯や歯周病がある場合にはその治療を行います。
口腔内が健康な状態になったら審美治療を行います。
神経のない歯に対して行う漂泊で、一本単位で行います。
神経のある歯に対して行います。ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングがあります。
個人用のマウスピースを作成し、それに薬を入れて一日数十分装着し、歯の表面から漂泊する方法です。自宅でできる処置で簡便に行えます。
ただし、使用時間を長くしすぎると、歯がもろくなる、知覚過敏がでる、などの弊害が出ることもありますので注意が必要です。
術者が歯科医院内で歯に薬剤を塗って、歯の表面から漂泊する方法です。
術者が医院内で行うため、過剰な使用により歯を痛めることはありませんが、処置中に、多少の痛みがあります。
※ 個人差や生活習慣の違いにもよりますが、漂白した歯の色は時間とともにあともどりします。
また、金属の詰め物が原因で変色してしまった歯や、大きな詰め物がされている歯は漂泊できません。
オールセラミック、メタルボンドの2種類があります。
矢印で示した箇所を抜歯し、前歯2本とその左側の歯がセラミックの被せとなっています。
利点、欠点はオールセラミックインレーに準じます。