虫歯治療、歯周病治療等、気なる部分や、問題のあった部分を全て解決したら来院されなくなる患者さんが殆どですが、本当に大切なのは治療終了後からです。
せっかく治療してよい状態になっても、日々の歯磨きがしっかり出来ていなければ、すぐに元の状態に戻ってしまいます。
また、歯磨き指導で正しい磨き方を身につけていても、時間とともにどうしても元の磨き方に戻ってしまうものです。
そして、歯と歯の間や、歯と歯茎の境目に磨き残しがたまってきます。
さらに、とても熱心な患者さんでは、頑張りすぎて歯磨きをしっかりとしすぎてしまい、歯茎が削れるまで磨いてしまうこともあります。こうなってしまうと歯茎は元には戻りません。
そのようなことが起らない様、定期的に来院していただき、たまってきた磨き残しを除去したり、虫歯ができていないか、歯周病が進行していないかをチェックします。こうすることで問題の早期発見、早期治療、または問題が起きることの予防ができます。そしてより長い間、ご自分の歯でストレスを抱えることなく快適な生活を送ることができます。
歯周病、虫歯はどちらも遺伝や、同じ食生活環境、親子間の菌の感染により、将来子どもも同じような状態になることが考えられるため、家族の方も検診を受けられることをお勧めします。
その中で必要があれば歯周病の治療や、インプラント、矯正(虫歯、歯周病予防、見た目の改善)、などを行い、本当に必要最低限の治療で患者さんの口腔内がなるべく長く、いい状態で過ごせるようなお手伝いをさせていただきたいと思っております。